最終話ネタバレ注意!!
ワイシャツが全身の肌にベッタリと張り付く夏の夜。
新宿発の最終電車は、今日もあと一歩のところで間に合わなかった。
…いや、会社から全力でダッシュすれば間に合ったのかもしれない。
けどそこまで頑張れるほど若くないし、そこまで帰りたい家でもない。
終電後の街はいびつで少し怖い。
なのに何故か安心するのは、なんとなくの仲間意識からだろうか。
公園のベンチで缶ビールを飲みながら、あの日もこんな夏だったと思い出す。
僕の家とは逆向きの、最終列車のベルが鳴る。
未だに僕はどうしようもないほど、君のことを覚えている。
むかしばなし
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