今度の休日にトレーナーとデートの約束をするために、マヤノトップガンはトレーナー室に来た。
部屋に入るとトレーナーはPCとにらめっこしていて、マヤが来た事に気づいていない様子だった。
「ねえねえトレーナーちゃん」
マヤはトレーナーに声をかけたが反応がない。
トレーナーの耳元をよく見るとイヤホンをしており、どうやらマヤの声が聞こえていないようだ。
いつもは自分のことをを見てくれているトレーナーが、PCという無機質な物に夢中になっていることにマヤは寂しさと嫉妬が混じった感情を抱いた。
お仕事で忙しいのかも……という考えが一瞬過ったが、気付いていないとはいえ無視をされたという事実が許せず、ちょっとしたいたずらをして自分のことを気付かせようとした。
驚かせるためにトレーナーに気づかれないように後ろに回り込んだ瞬間、PCの画面がマヤの目に入った。
PCの画面には数十枚……いや数百枚以上にも及ぶトウカイテイオーの写真や動画があり、マヤはとっさに叫んだ。
「ハードランディーング!!」
トレーナーは後ろにマヤノトップガンがいる事に気が付いた時点で、既にPCの画面は粉々叩き割られた後だった。
突然PCの画面を叩き割られた事で、別の意味でトレーナーを驚かせることに成功したが、それと同時にマヤはトレーナーの事をわかってしまった
トレーナーが夢中になっていたのはマヤでもなくPCの画面でもなく、トウカイテイオーだったことに……
その時、ふと閃いた!
このアイディアは、ゴー・ルド=シップ1世との
トレーニングに活かせるかもしれない!