4月27日<br><br>「ねぇ明日は何の日か知ってるかしら?」<br>キングヘイローはわざとらしくトレーナに尋ねる。<br>28日はキングヘイローの誕生日な訳なのだが<br>トレーナーはあからさまな素振りで知らないなと答える。<br>キングヘイローは軽くため息をつき<br>「あらそ? ならいいのよ」<br>とトレーニング場を後にした。<br><br>ほんと嘘がつけない人よねぇ<br><br>あんな態度サプライズを用意してますと答えているようなものだ。<br>そういったものに気持ちよく騙されてやるのもキングの務めだと肩をすくめながら<br>やや軽い足取りで自室へと向かうのだった。<br><br>4月28日<br><br>予想通りトレーニングが終わった後にカフェへと誘われた。<br>頑張っているご褒美だとか、次のレースへの英気を養うだとか<br>尤もらしいことを並べ立てるがキングヘイローにはお見通しだった。<br>カフェの扉を開く<br>たぶんクラッカーが鳴る、そしていつもの二人、あとはハルウララあたりが……<br>ここでキングヘイローの思考は停止する。<br><br>けたたましい破裂音と火薬の匂いがキングヘイローの思考を切り裂く<br>あっけにとられているうちに予想よりも大きな誕生日おめでとうの声<br><br>視界に捉えたのはいつもの二人、ハルウララ・・・<br>スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイ<br>メジロマックイーン、ファインモーション、アイネスフウジン、テイエムオペラオー<br>他にもまだまだ、目視で数えるには大変な人数が集まっていた。<br><br>「え…あ…え?」<br><br>考えも言葉もまとまらない<br><br>「ニシシ、サプライズ大成功かな?」<br>セイウンスカイがヘラヘラ近寄ってくる。<br>トレーナが言うには初めはハルウララといつもの二人程度の小規模なものだったが<br>セイウンスカイに話したところあれよあれよと大所帯になってしまったという。<br><br>「キングの誕生会ならこの規模が当然!及第点ってところね!」<br>いつものように高笑いするキングヘイローだが、その目に涙が溜まっていることを<br>セイウンスカイは見逃さない、そしていつものようにヘラヘラと笑う。<br>しかしその笑顔はいつもより心なしか穏やかであった。<br><br><br><a href="https://www.nicovideo.jp/watch/sm38503578" class="watch">sm38503578</a>のエンディングと<br>ほかのウマーマン見てくれてありがとうと<br>キングヘイロー誕生日おめでとうな日記動画です。<br>MADのみは→<a href="https://www.nicovideo.jp/watch/sm38648058" class="watch">sm38648058</a>