タカハシの集団に連れられ、ささらはつづみの待つ部屋に放り出された。
「つづみ。」ささらは眼に涙を浮べて言った。
「私を殴」
つづみは、無言で、部屋一ぱいに鳴り響くほど音高くささらの右頬をはたいた。はたいてから優しく微笑ほほえみ
「あれほど買い食いするなって言ったでしょ。せっかく買ったアイスも溶けちゃってるじゃない」
ささらは腕に唸うなりをつけてつづみの頬をはたこうとした。しかしその手は空を切るばかりであった。
「なんで避けるの?」
「痛いじゃない」
〜 『怒れささら』より一部抜粋 〜
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