「炭酸が現在進行形で抜けてる感じなんだよね」
「今まさにしゅわしゅわーって感じで」
ついに生声で実況する機会を手に入れた茜を待ち受けていたのは、己が想像していたものとはかけ離れていた感想の数々だった。いや本当に。
誰が砂糖水の声やねんという思いをなんとか心に留まらせ、本当の自らの声はふにゃふにゃな声ではなく凛々しくかっこいい声だということを証明すべく奮闘する。現実でも似たようなこと言われてるのはさておき。
微炭酸の茜は、強炭酸の茜に戻れるのか。茜の挑戦が、今、始まる────。
────このふにゃ声がクセになってしまった自分は部屋の片隅にぶん投げて。
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