黒咲です。
無色透明祭に参加していた楽曲です。
歌唱:可不
曲・映像:黒咲(
https://twitter.com/kurosaki_mp4 )
イラスト:わたおきば(
https://wataokiba.net/)飛び降りようとした君に僕は「羨ましい」と言ったんだ。
毎日見る青い景色なのに、なぜか君だけが眩しくって。
フェンスを越えたその先の君に少しでも追いつきたくて
手を伸ばそうとしたのに動かなかった。
つまんなそうに君は言う。「なら、私と代わってよ」って。
代われるなら代わってるさ。それができたらここにいないから。
中途半端な僕だから、全てから逃げつづけてきたから
何もできなくて泣いた僕に言うんだ。
「あなたはまだ死ねないから、私のことなど見ないふりして、いつも通りの日々に戻って、これが幸せと見つめ直せ」
いつも君はそこにいた。呆れたように僕に言ったんだ。
「邪魔なんだからどっかに行ってよ」その背中は強がって見えた。
飛び降りようとしただけの君に「どうしたの?」って聞いたんだ
「うるさい」っていつもは言われるんだけど。
「あなたは死ねないのにそこにいるの?」その言葉に抵抗がしたくて
フェンスまで歩いてはみたけれど、その景色に怯えてしまった。
「死にたくないならやめなよ」偽善者ぶった君が言ったんだ。
そんな君を見てふと気づいてしまった。
「僕にはもう何も無いから、周りのことなど見ないふりして、いつも通りの日々に戻って、また眠れない夜は怖いから」
こがれた 未来は
とうに消え去って
僕らは誰かに
救われたいんだ
そうだろう? だってさ
君とまた会えるから
死ぬのはそのあとでいいから
死にたいのに死ねないのは、誰かを必要としていたから。
君も僕も同じなんだ。生きていく勇気がないだけなんだろ?
僕らはまだ死ねないから、未来のことなど見ないふりして、いつも通りの明日に戻ろう。
手を伸ばした先の君に言った。
「泣けなくなるまで。
忘れ去られるまで。
いつか死ぬ時まで。
足掻いていこう」
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