ようやく明るい花束の中
眠っているように / mizumaya feat. ナースロボ_タイプT・花隈千冬
poetry : ナースロボ_タイプT
vocal : 花隈千冬
chorus : mizumaya
music : mizumaya
歌詞
もう彼は、目の前に大きな海の控えているのを、長い間忘れていました。終わりの季節だけが明確になってゆくのを、緊と感じるだけだったのです。どこからかやって来た野良猫が、彼の書斎を伸びやかに歩いて行きます。海際の白く舗装された道が、新しい朝に賑わっています。
またいつか会えたら
またなにか話せたら
海浜の古めかしい碑文が彼の目に留まることがないように、見分けのつかない街路樹を花風が揺らすのを知らないように、彼は、生きる意味と正しさを巡り、地下茎を伸ばし続けるのです。
この春は、電動自転車に乗って、私たちの元までやって来たのです。
またいつか会えたら
またなにか話せたら
もう少しだけ遠くへ歩く
霞んだ空のことを教えて欲しい
指先で触れて
もう少しだけ毛布が欲しい
こんなに遠くに来て
まだ霽れを待ってる
懐かしい声 春の匂いに 昼の速度に
灯台が滲んでいた
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