不揃いな色で泳ぐ僕を見つけて欲しい
水の生き物シリーズ 10作目です。
いくつかの生き物をモチーフにしています。
『イリデッセンス』
青を描くように光が差す
逃げ場もないほどに容赦なく
朝を映すように色を返す珊瑚礁の中に溶けていく
そんなふうに器用さを抱えて
あるいはこんな不器用さを湛えて
誰もが皆知らない色を持っている
溢れ返る色に合わせて百面相のうちどれかを選ぶように生きている
傷つかぬように
だけどこの青に咲くように
さざめく声のように
鮮やかな色で泳ぐ君に目を奪われている
僕が得意げに纏う色も傍から見ればいびつな柄で
やりたいこととやれることとどっちつかずでただこなしている
身を護るための鋭い武器も強い毒も持ち合わせてなくて
憧れだけ持ちきれなくなっていく
溢れ出した色を隠してこの風景に溶けるみたく密やかに生きている
それだって普通だ
例えばこんな弱い心を君の前でだけ
鮮やかな色で取り繕ってる
そんなiridescence
「見つけて」って祈りながら
岩礁に息を潜めて隠れているなら
誰にも見えるわけないだろう
危険だって知っていて
それでも見つけて欲しいから僕らは
纏った透明も脱ぎ捨てよう
夜を暴くように光放つ
あの星みたいになれなくても
春に息吹くような花の一つ
そんなふうに名前が付く君になりたくて
でも僕は
僕以外になれるはずもないだろ
あるがままで歌うよ
溢れ返る色に合わない僕自身の色だけど強かに生きてみたい
傷ついてもきっと
例えばこの青を裂くように
不器用な歌のように
不揃いな色で泳ぐ僕を見つけてほしい
青色のメロディーは大勢に届かなくても
気が合った貴方達へ歌を歌う
そうやって僕達は少しずつ前へ進もう
見つけられなくたって
弱いままで
いられるわけないから
作った曲
https://www.nicovideo.jp/mylist/66448659