(淫夢要素は効果音のみです)
『ワールド』
MOCHIYAMA KINGYO Avatar World
The Avatar Studio | Avatown
SuRroom
『アバター』
キプフェル
https://booth.pm/ja/items/5813187『その他booth』
マウスカーソル(無料)
https://booth.pm/ja/items/5994230鞄の中のAkyo(無料)
https://booth.pm/ja/items/5921548▼月○日(はれ)
ジィジィミンミンと虫の声が響く小道を少女が一人。膝裏まで伸びていそうなほど長い蒸栗色の髪を持ち、柳色の瞳の少女――キプフェルはうだるような暑さの中、学校の制服らしき服の袖を肘辺りまで捲って、ふわふわの尻尾を左へ右へと揺らしながらとんとんと迷いのない確かな足取りで歩いていた。
彼女の頭上ではさんさんと輝く太陽が浮かび、鳥と見違えてしまいそうなほど小さな飛行機がどこまでも続きそうなほど長い長い飛行機雲を作っている。ふと少し耳を澄ませば、近くの住宅に吊り下げているのだろう風鈴の涼し気な音色が聞こえてくる。ふわりと吹く風が纏わりつくような蒸し暑さを連れ去ってくれるようで心地が良い。
ふっと彼女は小さく楽しそうに微笑む。何十回と同じ道を毎日歩いていて“探検”をしているが、彼女はただの一度も前日と同じ道だったと思ったことはない。空、草花、木々、昆虫、小鳥、風、音、全部が全部彼女に真新しさを与えてくれるのだから。
何となしに思い立って始めてみた探検であったが、今はもうそれが彼女にとっての毎日の日課となってしまっていた。
「…………ふぅ」
立ち止まり額に浮かぶ汗をぐいっと拭う。今日はいつもより暑い。
一度直射日光を避けるために近くの木陰まで退避して、そのついでにと肩に下げているポシェットから水筒を取り出す。そして、キュッと口を開けてこくこくと中の水を飲む。体の内側からひんやりとするような感じが気持ちいい。
ぷぁ、と満足そうなため息をもらしながら口を離した彼女は水筒をしまう。そこでふと道に視線を向けると、ゆら、ゆら、と景色が歪んで見えていた。陽炎だ、と彼女は最近読んだ本に載っていたものを見られて驚いたように目を見開く。
しばらくはそのゆらゆらとする陽炎を興味深そうにじっと眺めていたが、陽炎は暑い日に起こりやすいといったような話を思い出して頭を悩ませることになる。もう半ば手遅れではあるが、この炎天下の中歩き続ければ汗で服が肌に張り付いてそれはもう不快になってしまうだろう。
そして、どうし(文字数制限)
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