inspire by 言の葉の庭
【Lyric】
あなたが口ずさんだフレーズ
忘れないようと心で繰り返す
透き通る足跡のようなその波紋を
目を細め微笑みただ眺めていた
思い出す初夏の記憶
履き潰したモカシンで歩く杉並木
風に揺らめく葉擦れと共に
僕は風景に溶け込んでゆく
子供じみた感情を飲み込む
水面に吸い込まれる雨粒のよう
あの人は何を想うのだろうか
我は留らん妹留めば
もうなにも言葉にできず
あなたが口ずさんだフレーズ
忘れないようと心で繰り返す
触れた足先の冷たさだけ
何も知らぬあなたのことを
世界の秘密みたいな
あの人がこの先も迷わずに歩けるように
まぶたに焼き付いた茜色
明日も雨を祈って眠りにつく
雨が待ち遠しい
いつから歩けなくなってしまったの
セキレイの響く囀りと共に
傘(そら)が不規則なリズム刻む
緩むことない張り詰めた心の糸
病んで悩んで大人になるのか
あなたとの雨宿りをあと少しだけ
雨も降らぬか君を留めむ
もしかしたら、雨が降ったら
君が口ずさんだフレーズ
忘れないようにと心で繰り返す
不器用に世界を彷徨っていた
後ろ指を刺されぬように
まだ世界を知らぬきみが
未来を信じて疑わぬように
約束を信じてるずっと
光る雨に包まれた庭で
僕らが口ずさんだフレーズ
あなたに届くよう何度も繰り返す
透き通る足跡のような
その波紋を目を細め微笑みただ眺めていた。
世界の秘密みたいな
あなたがこの先も迷わず歩けるように
季節のよう移ろう表情
カーテンのような光が差した
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