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「魔法…って、あると思いますか?」
いきなり話しかけられて、息がとまる。
心の奥底には確かな答えを持っていたはずなのに、うまく口が動かなかった。
「あなたにだけの魔法でいいんです。空を見上げてみてください。」
言われるがままに空を見上げ、そこで初めて気が付いた。
今夜は星がよく見える。雲の少ない、空気の澄んだ夜だった。
周囲の草木が風に揺られると、星の光も一緒になってちらちらと揺れる。
星も草も、世界がぜんぶ友達になったみたいに綺麗だった。
「あなたが世界を綺麗だと思ったなら、それは世界を綺麗にする魔法なんです。」
気付けば息もできるようになっていて、だからその声に応えるように呟いてみた。
「あるよ。…私だけの、魔法。」
「…よかったです」
満足げにそう言って、私の魔法は姿を消した。
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歌唱:初音ミク
Twitter:
https://twitter.com/smica_ouchi
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