冬優子は、疲れていた。
「はぁ~あ...最近ほんっと忙しいわね...」
ソロ曲であるSOSが大ブームを巻き起こし、冬優子はテレビに引っ張りだこ
ここ数日はまともな休みも取れずにいた。
「アイドルやるって決めたときから多忙で休めない日々なんて覚悟はしてたけど、実際味わってみると中々キツいわね。」
「ふゆの魅力が世間に伝わるのはいいけど、これじゃあその前にお陀仏ね...」
久々に長時間ゆっくり出来る時間ができたのはいいものの、ただ事務所でぼーっとしているだけ...
もはやリフレッシュする気力すら、彼女には無かった。
「誰か、ふゆのこと癒してくれないかs...」ガチャ
「おっはよーございま...って、冬優子ちゃん!?」
突然、事務所に人が来たので驚きつつも咄嗟に表情を作った冬優子だったが、声がした方を向いて途端に大ため息をつくのだった。
「ええっ、どしたんどしたん!?もしかしてお昼寝してたカンジ!?ごめん!冬優子ちゃん!」
「別に寝てないからいいのよ、ぼーっとしてただけだし」
「そっか~ならよかった...って、よくないよ!ぼーっとしてるって、そっちのが余計心配だし!」
「そうだ!うちも、この後予定無いし、冬優子ちゃんの為になんかしたげる!冬優子ちゃんのしたいこと何でも言って!」
その時、冬優子の中で何かが切れた。
「へぇ~?"何でも"ねぇ...」
「ふ、冬優子ちゃん...?目、コワいよぉ...」
「じゃあ、そうね…」
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