温かいスープは冷めていくほどに素材の味がはっきりとわかってきます。
つまり猫舌は得ということです。
ボカロオリジナル曲
「スープナッツ」です!
歌/初音ミク
作詞作曲イラスト/果実園の布
スープナッツ
煮詰まって一度戻ろうか
結末を知ってるだけに妙な味がするんだ
まだ食器棚に並んだばかりで
見失って二度と戻れない
底に沈殿っててもう見えない感覚も忘れた
かき混ぜる匙の零度で冷めてく
生まれ変わるなら
深い床で羽化に賭けて終わったっていいのに
ガラスボウルの中に注がれた
懐かしいあの煮凝り
ずっと舐めては味気のなさに
もうウンザリしている
掬いすぎた甘い場所はどうやら
ゆるい熱で気化した
腹持ちの悪い蒸気にまみれて
溶けて消えてしまう
目を凝らして夢中は買えない
畔に生える花の価値に気づいたら不味い
実が増えるたびに効率が悪い
浮かばないために
重い鉛 貰い物に
補填が効くはずなのに
思い通りの味を探るたびに
味覚が失われてく
化学調味料みたいな理想の中で舌がふやけて
枯渇した井戸にコンソメキューブを
投げ込んだようなこと
何かの種である限りそれが根拠になってしまう
ガラスボウルの中に渦巻いた
額面通りの温もり
仕組まれたものではあるけど実に
満たされてしまう
躊躇わず指先で掻き混ぜた
血のレシピが暴かれて
意図も容易い経過とともに
また飲み干してしまう
ご視聴いただきありがとうございます♪
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