紡ぐ朝<br><br>靡いて巡る / mizumaya feat.知声・花隈千冬・ナースロボ_タイプT<br><br>Vocal : 知声, 花隈千冬<br>Poetry : ナースロボ_タイプT<br>Chorus : mizumaya<br>Music : mizumaya<br><br>歌詞<br><br>もう何度も前みたいに海岸線を進んだり<br>何ともないみたいに旅に出ようと思ったりしないよ<br>もうわかったの、白む吐息の音が、木漏る陽の透かす手、掠める風が運ぶ形<br><br>もう何度も湖に浮かぶおばけを探したり<br>何ともないみたいに本を読もうと思ったりしたいよ<br>綻ぶほどの魔法にかけられて<br><br>遠くの街からも見えたら<br>燻る春煙を待つ<br><br>あなたが教えてくれた言葉が少し怖かった<br>温かくなるまで浸しておくの<br>もっとわかるように<br><br>繰り返す日になって、足跡が少し沈んで、<br>風が浚ったことに気付かなくなるのを知っているよ<br>花束を焼べるために佇もう<br><br>夜に風を切って少し春めいたわ<br>肌に馴染んだ嬉しさが切ないの<br>何度口遊んだかわからない言葉が<br>花になって、根を張って<br><br>約束をしたこと、意味はまだ秘密にしておこう<br>生き返る街を眺める<br>同じように息をしていたら<br>約束をしたこと、できれば忘れて旅に出てね<br>岸辺に書いた文字のように波に飲み込まれてゆく<br><br>繰り返すことはないけれど、私たちは、巡るものたちに囲まれて生きている。歌うこと、読むこと、書くこと、それから聴くこと、見ることまでもが、私に課せられた任務のようであった。岸辺に沿って歩き、古びた碑文に祈り、枝道を行くことも忘れないでいる。川を上ることはないけれど、あなたが読むことはないけれど、手紙を海に流した。よく晴れていて少し肌寒い、ずっと昔から知っている日のようであった。<br><br>あなたが教えてくれた言葉が少し怖かった<br>暖かくなる前に仕舞っておくよ<br>いつかわかるから<br><br>あなたが見ている景色があの空が私に見えたら<br>例えば私の意味はなくなって<br>走れなくなるのかな<br><br>まだ消えないの<br>無邪気な声と暖かい仕草<br>どこかに預けて<br>まだ消えなくて<br>悲しいことも愛してゆくの<br>煙が上がった<br>すぐ消えそうな灯りを焚いて<br>見えなくなった浜辺を歩いた<br>忘れたくなくて<br>忘れたくなくて<br>あなたが居たこと<br>忘れたくなくて