道はもう 外れたから
はぐれに行こう どこまででも
西の端ほら 崖っぷちに
雨模様 よく似合ってる
晴れも知らずに 破れた傘で
歩いていこう どしゃぶり、吐息。
やるせない日々は
春 やってくる。
満たされて 薄れたって
やがてはもとの 殻にもどる
きみの他なら 素通りの風
いくらなっても おんなじだなあ。
さくらは咲けど きみはいない
いつまででも 待てども今だ
きみの他なら なくてもおなじ
ぼくの手いつか とどくのかなあ
前触れは あてもはずれて
宇宙の淵で 待ち合わせて
目印の海 ここにも、雪。
降りしきる つぶのまにまに
隠れてきみは そのままどこへ
とどまるぼくと つもる余白
よるべなく 日々は
夏。 いやになる
ひからびた 思い出じゃあ
涙が出てる 体が冷める
きみなしだから まともじゃどうも
いられなくって 外れてばかり
さくらは止めど きみは見えない
いつになっても 待てども未だ
きみの他には なんにもないよ
ぼくの手の中 きみの名残。