ゲーテの詩「すみれ」に対してモーツァルトが曲をつけたものを、CeVIO AIのさとうささらに歌ってもらいました。モーツァルトとゲーテは同年代で、ゲーテに対する付曲はこれ一つしかありません。詩は固定長の3つのスタンザからなっていて、並みの作曲家なら同じメロディで1-3番と歌わせるところですが、ここでは3分に満たない曲の中で、詩の内容に合わせて表情を刻々と変えて歌われます。そんなことから、モーツァルトの歌曲の最高傑作と言われているそうです。確かにリートの中ではそうかもしれませんが、リートに限らなければもっと素敵な曲があると思います。
最後の2行は原詩にはなく、モーツァルトが付け足したものと思われます。これが曲を再び可憐な表情に戻して締めくくります。
タイトルの"Das Veilchen"は使用した楽譜の出版社「ペータース」に従っていますが、一般には詩の冒頭の言葉をとって"Ein Veilchen"とも。拙訳は私です。
多数の作曲家によって曲が付けられていますが、意外なことに他に私の知っている作曲家はクララ・シューマンしかいませんでした。
詩の内容は私の歌「ひめすみれ」(初演祭6)とちょっと似ていますが、当時私はこの曲(詩)は知りませんでした。「ひめすみれ」では、単に気がついてもらえないだけですけど。
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