「教授、せくちーの定義とは何でしょうか」
珍しくシリアス顔でれぷさんが問いてきた。
なんだろうね…ラボ的には運営様に滅されそうなのが該当すると思うけれども。
「そうでなく」
怒られた。真面目な話ですねすいません。
「先日あるジュニアちゃんに相談されたのです。
『可愛い、の中にほんのりせくちーをちりばめたい。なれどこの身は若輩ゆえ、まだせくちーの
何たるかを知らぬ』と。
言われてれぷさんも気付いたのです。せくちーの定義、そも何をもってせくちーとするのか」
ぐぬぅ、と面白いしかめ面になるれぷさん。レアな表情なので一枚撮っておく。
まぁまぁ、思い詰めても妙案は浮かばない。お茶でも淹れて休憩しよう。ケーキもあるよ。
「ですからこれは深刻な問題で…けーき…いただきます」
釣れた。ちょろい。
さてさて。
普段より美少女の皮を被った大型犬、甘え上手な妹ポジなだけに、ジュニアちゃんからの相談は
得難い経験であったらしい。平たく言うと、お姉ちゃんムーブかませる千載一遇の好機なわけだ。
張り切るのもやむなしである。
「なるほどレモンケーキですか。
ケーキは甘くてなんぼという固定概念を打ち破った恐るべき存在ですね」
もぐもぐ。お気に召していただけたようで何よりです。
「こていがいねん……閃きました。
ジュニアちゃんにも安心してお出しできるせくちー。そのビジョンが見えた気がします」
一緒に考えるつもりが、なんかお一人で解を得たらしい。
煮詰まった時、大切なのはやはり糖分補給か。
「しかし言語化すれば、これまた固定概念でジュニアちゃんを悩ませるかもしれません。
考えるな感じろの精神です。れぷさんが演舞で表現して伝えます」
案ずるより産むが易し。はっちゃけとマイペースの違いはあれど、思考より行動が先なのは
やはり彼女もかのせなさんなのだなと思わずにはいられない。
見ればれぷさんはPC開いて設定をポチポチと。
ステージも衣装も演舞も全部本人が用意するようだ。ハンギョは撮影するだけでいい。
ふふ…微笑ましくも頼もしいじゃないか、れぷお姉ちゃん。
2025/05/27・ほんのり高画質版をCi-enに。
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