要約<br>藤原直哉氏は「不景気と供給不足」というテーマで、現在の経済状況について解説しています。彼は物価上昇が人々の生活や仕事を追い詰めていると指摘し、平成時代のデフレとは対照的に、現在のインフレ環境では組織の運営方法を変える必要があると述べています。<br><br> 藤原氏によれば、デフレ時代には内部統制を強化し、何もしないことが短期的に賢明な選択でしたが、インフレ時代ではそれが通用せず、売値を上げる実力が必要になると説明しています。また、日本の制度や財政政策がデフレに焦点を合わせて設計されており、現在のインフレ環境に適応できていないと指摘しています。<br><br>藤原氏は、現在の経済状況を「不景気と供給不足が同時に起こっている」と特徴づけ、これは平成時代に生産設備の縮小や人員削減が行われ、仕事のできる人材が育てられなかったことが原因だと分析しています。彼は、この状況を克服するためには、新しいイノベーションを取り入れた「御用達」(顧客のニーズに応える)ビジネスモデルが必要だと提案しています。<br><br>藤原氏は、世界的な少子高齢化の傾向にも触れ、2085年には世界人口がピークを迎え、その後減少に転じると予測しています。このような環境では、量よりも質(クオリティ)を重視し、丁寧なビジネス運営が重要だと強調しています。<br><br>最後に藤原氏は、不景気と供給不足を克服するためには、イノベーションを取り入れ、人材を育成し、良い商品を丁寧に作り販売していくことが重要だと結論づけています。また、東アジアの冷戦崩壊による市場拡大の可能性にも言及し、来年が大きな変化の時期になるだろうと予測しています。<br>