「アリス」という名の少女
作詞、作曲:天誅
例えば
「あの頃は純粋で御伽の国だって信じたの」
なんて台詞を吐けば絶対に
大人はいなくなるんだろうね
例えば、サンタクロースなんて
素敵な物語信じたの
「正しく」つかれた嘘なんて
誰が判定するんだろうね
アリスの少女水着脱いで
泳いで渡った新世界へ
水を払ってそのまま歩いていけ
幼い少女絵本を持ってアリスの元に手を伸ばした
「『正しさ』なんて大人にだって定義出来やしないだろう」
「忘れたってここに居たって事だけは覚えていようね」
こんな小さな少女に泣かされるだなんて
声にならないアリスを君は見つめていた
「答えは短くて結構です」
「作者の意図を読み答えなさい」
「子供騙しの嘘の羅列です」
先生は本を破り捨てた
素肌が茜色になって暮れた街を見渡している
ノスタルジアに涙を流していた
夢に描いたワンダーランド
アリスは戸を蹴飛ばしてしまった
「一度閉めた扉はもう2度と開くことはない」
「いつか君も記憶を消してこの魔法の世界から出るんだ」
そっとアリスは少女の頭を撫でてやった
少女は不思議そうに絵本の続きを開いた
絵本を閉じて世界を見つめアリスは考え込んでしまった
「楽しいね」って無邪気に笑う顔を見つめていた
「あなたがいつか大人になってこの本が要らなくなったら」
「その時は君の大切な人に渡してね」って
そう言ってアリスは少女に絵本を渡しました
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