概要<br>藤原直哉氏による「21世紀はみんながリーダー」というタイトルの講話で、主に「天津罪が最も怖い」というテーマについて解説されています。藤原氏は日本の神道の大原則に出てくる「天津罪」という概念を説明し、その現代社会への適用について語っています。<br><br>藤原氏によれば、「天津罪」とは本来持っている能力を発揮しない罪であり、「国津罪」とは能力の発揮を邪魔する罪です。特に日本社会は平成の30年間、失敗を恐れるあまり「国津罪」を避けることばかりに注力し、「天津罪」を犯し続けてきたと指摘しています。つまり、迷惑をかけないことだけを重視するあまり、本来の能力を発揮せず、積極的な行動を取らなくなってしまったというのです。<br><br>藤原氏は昭和の終わりのバブル期には日本人の潜在能力が爆発的に開花したが、バブル崩壊後の反動で消極的になりすぎたと分析しています。コンプライアンスや失敗回避の姿勢が強くなりすぎた結果、日本全体が元気をなくし、行き詰まってしまったと述べています。<br><br>さらに、藤原氏は「天津罪」の恐ろしさについて、神道のお祓いの祝詞を引用して説明しています。罪穢れを清める四人の神様が登場し、最終的には地獄でも存在できないほど完全に消し去られるという恐ろしい結末を迎えると述べています。<br><br>藤原氏は「天津罪」を解消するための具体的な方法として、新しい場所へ行き、新しい人に会い、新しいことに挑戦することを提案しています。特にビジネストリップ(業務出張)を積極的に行っている企業ほど業績が良いという調査結果を引用し、知らない場所に行って見て、会って、体験することの重要性を強調しています。<br><br>最後に藤原氏は、1年間で新しいことをいくつ始めたか、新しい人に何人会ったかなど、具体的な行動の振り返りを推奨し、平成時代のような「じっとしている」姿勢はもはや通用しないと結論づけています。また、人間だけでなく自然界のあらゆるものが持つ潜在能力を発揮させることの重要性にも触れ、二宮尊徳の思想を引用して講話を締めくくっています。