『うらぼんえ』
制作 Dizitte
https://x.com/digitetcyfra 歌唱 知声、初音ミク
詞
(知声、朗読) 六年ぶりに帰った田舎は何も変わらない。祭囃子の聞こえる神社に懐かしい脇道がある。白い狐に道曳かれ奥へ、奥へと。蔦が絡まり、蜘蛛の巣が貼りつく。僕は必死だった。如何しても、如何しても、行かなきゃいけないと思った。
(知声) 気づけば月明りと花畑 あの子が独り佇む……
(初音ミク) 嬉しいわ!君から逢いに来てくれたの。でもごめんね。
(知声) え、何が?
(初音ミク) 私達あの頃みたいには遊べないの。特別に今日だけよ。
(知声) どういうこと?せっかく逢えたのに。
(初音ミク) 私が身代わりになった時のこと覚えてない?
(知声) 待って、何のこと?僕、君に非道いことをしたの?
(初音ミク) 忘れてるの、あたし嬉しいわ。君に会えなくて寂しかったの。
(知声) 僕もだよ。ここはどこ?
(初音ミク) 君が来ちゃダメなところ。
(知声) やめて、僕が君を壊したの?
(初音ミク) 違うの。
(知声 ) 嫌だよ。僕と君に何があったの?
(初音ミク) 好きだよ。だから空に溶けたの。
(初音ミク) 踊りましょ?
[間奏]
(知声、初音) きれいな星。君の瞳もきれい。
(初音ミク) お別れの時間よ。
(知声) 嫌だ、思い出させて。
(初音ミク) あなたは清らかに生きるの。
(知声) あの時、三人でこの山に入った時に
(初音ミク) だめよ、目を醒まさないで。
(知声) あいつが狐に石を投げてその後僕が肩を押した
(初音ミク) お狐さん、ありがとう。もういいの。
(知声) その次が消えてる。
(初音ミク) 私は空を目指せるの
(知声) でも二人はもういないんだね……
(初音ミク) 夢のようだわ。
(知声、初音) ああ、ああ…
(知声) ごめんね、ごめんね。
(初音ミク) さようなら、さようなら。
(知声、朗読) 六年前に住んでた田舎で何があったかは誰も識らなかった。 あの子のことも、誰も。 隠しているのか、それとも夢の記憶か。 取り返しがつかない。もう、戻れないのに、誰からも責られず、のうのうと生き、やがて忘れて笑う。 あなたも、こうして大人になったのですか?