<span style="color: #ff0000;"><strong>"彼の望みは、一人の人間を夢みることだった。"</strong></span><br><br>単発動画 <a href="https://www.nicovideo.jp/series/330979" target="_blank" rel="noopener">series/330979</a><br><br>マイリスト <a href="https://www.nicovideo.jp/mylist/73029299" target="_blank" rel="noopener">mylist/73029299</a><br><br>使用ソフト Voicepeak/フリモメン<br><br><br><編集後記><br>前作の書記バートルビー(<a href="https://www.nicovideo.jp/watch/sm45389739" class="watch">sm45389739</a>)では、動画時間の長さがネックになって、視聴者のハードルを上げてしまっているのが欠点だとわかりました。せめて前後半にわけるくらいの工夫が必要でした。そこで今回は、短めの動画を上げようと考えました。とはいえ、長い小説を短く要約するよりは、やはり元から短い小説を短くまとめる方が楽で確実だと考えたので、原文が日本語訳文庫本で10ページ程度のホルヘ・ルイス・ボルヘスの著作、「円環の廃墟」を原作に選択しました。みなさんは、妄想でオリジナルのキャラクターを創造して、設定をあれこれ決めて、己の妄想の中で敵と戦わせたり、仲良くしたりした覚えがあるでしょうか。自分は身に覚えがあります。これは人間のサガなのかもしれません。また、人間は時に仮想の人物を作る必要に迫られることがあります。あの人にはこういう態度、この人にはまた違った態度で接するなど、複数の顔を使い分けています。その顔の一つ一つを、仮想の人物と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。動画内でも指摘しましたが、AI、匿名のネット上での振る舞い、その他多くの仮想の人物が必要とされる状況があります。もちろん創作でも仮想の人物はそこに生きています。知恵者のオデュッセウス、苦悩するハムレット、理想と狂気のドン・キホーテ、己の罪に苦しむラスコーリニコフ、名探偵シャーロック・ホームズ、アメリカンドリームの象徴ジェイ・ギャツビー、人生を極限まで追求するファウスト博士、モービィ・ディックに執念を燃やすエイハブ船長、超人を伝えるツァラトゥストラ、プラトンから見たソクラテス。作家たちは夢を見ることで、キャラクターに命を吹き込んでいます。漫画はどうでしょうか。愛と勇気のアンパンマン、のび太の一番の友達ドラえもん、世界一の無免許医ブラックジャック、黄金の精神を持つジョジョ達、自由の奴隷エレン・イェーガー。彼らもまた夢みられる存在です。そしてこの動画自体もまた私の夢です。そのことを反映して、原作の終わりの後に、オリジナルの解釈というか展開を加えてみました。どうでしょう?この作品の意図が伝わりやすくなったでしょうか?コメントでご感想をお待ちしております。