要約<br>藤原直哉氏は「21世紀はみんながリーダー」というテーマで、「問題は新しい未来で解決する」という考え方について講演しました。藤原氏は従来の問題解決方法とは異なるアプローチを提案しています。<br><br>藤原氏によれば、一般的な問題解決方法は「ウィンウィン」と呼ばれる取引の拡大によるものですが、これは単に現在ある資源の再分配に過ぎません。一方、日本的な問題解決方法は時間をかけて未来を創造することで、真の意味でのウィンウィンを実現するものだと説明しています。<br><br>藤原氏は小麦の例を挙げ、少量の小麦を二人で分け合うのではなく、それを種として植え、栽培し、収穫することで二人が食べきれないほどの収穫を得られるという時間をかけた問題解決の方法を紹介しました。これが「新しい未来を作ることによる問題解決」の本質だと述べています。<br><br>現在のトランプ政権の改革も、新しい未来で問題を解決するアプローチだと藤原氏は分析しています。古いものを淘汰し、残った人々に新しい繁栄を自ら手に入れる機会を与えるという方針です。一方、ロシアのような国は市場原理よりも国家統制を中心とした経済運営を行っており、これも一種の混合経済として機能していると説明しています。<br><br>藤原氏は、真の未来づくりには「腹を据える」ことが重要だと強調しています。他人から聞いた話や表面的な理解だけでは、本当の意味での未来創造はできないと述べています。明治維新の例を挙げ、大転換期に苦労して未来について腹を固めた人々が新時代を作る柱になると説明しています。<br><br>また、現代の科学技術や特許制度の限界についても言及し、現在の科学の枠組みでは説明できない現象や技術も存在することを認識すべきだと主張しています。インターネットの例を挙げ、当初は人々を幸せにする道具として広がったが、現在では逆に不幸にする側面も出てきており、さらなる進化が必要だと述べています。<br><br>藤原氏は最後に、真の未来づくりは外からの力ではなく、自らの腹を据えた行動から生まれるものであり、その過程で天からの導きを感じることができると述べています。そして聴衆に対して、考え方や行動の仕方を変えて、立派な未来づくりに参加するよう呼びかけて講演を締めくくりました。