ああ、(溜息)どうやら動画の概要欄を開いてしまったようだね。残念だが私は、こ、こういう投稿スタイルなんだよ、デビュー直後以外はね。あの時ワザップ雛菜の投コメ(参考: <a href="https://www.nicovideo.jp/watch/sm38175928" class="watch">sm38175928</a>)を書いてなければ、作風というか方向性が、ね、私がこのスタイルに辿り着く事はなかっただろうな。考えただけでも恐ろしいよ。文字数上限がいっぱいでよかった。<br>友人と二次創作をしていた時の事を思い出すよ。私達はファミレスの席に座ってPCを叩いていたんだ。私がことね担当で、彼は…おや、彼は千奈担当だったっけ? 広? まあ、大方兼任だろうな。とにかく私達は座って創作を進めていて、私は友人に言ったんだ。「友よ、新作の進捗はどうだい」<br>彼は、出来が今一つなのを訴える様に私を見つめてきたが、私は彼が今陥っているスランプから抜け出す助力をしたかったんだ。二次創作のクオリティというものは、作品を何度か手がけるまではどうしてもある程度の水準に留まってしまうもので、アウトプット無しに原作への解像度に磨きはかからないものなのさ。(溜息)創作と投稿の蓄積がキャラ理解を深めて、で、また新たな創作のアイデアが湧き出るようになるんだ。<br>だから友人に私は「"出来が特別良いと感じる作品や、ウケの良さそうな作品が出来た時しか投稿しない"というのをやめたらどうだ。今のままでは、君は創作を作って周囲に見てもらう、というそもそもの経験を積む事が出来ないんだ」と言ったんだ。<br>彼は「二次創作というのは、どういう完成度なら世に出せるんだ?」と聞き返してきたから、多分彼は私が「自身の、創作物に対する完成度の基準が適切な状態じゃないから、投稿が停滞している」と言っていると勘違いしたんだろうな。実際は完成度云々以前の問題、つまり1つの作品をまずは完成させ、それをお披露目する事こそが大事と言っているのに。<br>彼はやや考えてから、並行して作成中の"全裸土下座させられてる最中に浣腸入れられて必死に耐えてる藍井撫子"の原稿データを削除したんだ。<br>「その作品は進捗も順調だったんだろう。何で折角作っていた物を削除したんだ?」私の問いに彼は「だってよく考えたら需要が無さそうだから」と、また勘違いしている様だった。創作というのは本来周囲の人間の求めに応えて作る物ではなくて、自分が見たい・表現したい光景を形にする為に作る物だというのに。<br>(溜息)今になって思えば「新作は楽しく作れているかい?」と言っていれば、迷いを与えずに済んだかもしれない。とにかく迷走を始めた彼は、自分がどんな二次創作を作ればいいのか分からなくなってしまったんだ。でもあれだ、真に自分の作りたい物が頭に浮かぶようになったら、また作品を完成させて投稿してくれるかもしれない。だから私は友人にこう言ったんだ。<br>「香名江のえっちな二次創作よこせ」