【解析】 狡さとアンビバレント、正義の羽と枷とサド
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3:41
狡さとアンビバレント、正義の羽と枷とサド
投稿日時
2025/11/22 11:03
バージョン
ニコニコ(to i)
投稿者
ひなぎく,,・_・,,
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説明文
「超次元のダイアローグ」収録曲です。
https://www.nicovideo.jp/watch/so45515655
乾ききった犬の涙は
灰になり
砂になる
土になる
フラスコの底で
ゆるやかに溶けてゆく
磨かれきって、わたしが映らない鏡
棺桶か、あるいは缶のなか
万華鏡の中のわたし
首輪に繋がれる
後ろ手に手錠をかけられる
透明なゴムボールのような
赤ん坊の頭くらいの塊を
口だけを使って飲み込む
ひとつ、ふたつ、みっつ——
乾ききった犬の涙は
灰になり
砂になる
土になる
フラスコの底で
ゆるやかに溶けてゆく
飲み込むほどに吐き気が募り
飲んでは吐き——
——吐いては飲んだ
吐き疲れたわたし
喉は灼け、ほつれ
途絶えゆく息が、オルガンのように
か細く鳴っていた
音楽になっていくわたし
ひとつ、ふたつ、みっつ——
乾ききった犬の涙は
灰になり
砂になる
土になる
フラスコの底で
ゆるやかに溶けてゆく
磨かれきって、わたしが映らない鏡
「——よかった、これでいいんだ」
表情がほころぶわたし
プロメテウスの火に照らされ
ファラリスの雄牛のように
もっとも綺麗な万華鏡として——
もっとも綺麗な音楽として——
ひとつ、ふたつ、みっつ——
乾ききった犬の涙は灰になり
砂になる
土になる
フラスコの底で
ゆるやかに溶けてゆく
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