まだ潤んだままの私だけがこの傘の下、俯いたままで。
All instruments and engineering by 奏多
Vocal by 可不
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不確かな春が心を靡いた。
不明瞭な日々が私を模った。
私に生きる意味をくれたのは、
傘の下、貴方の温もりだった。
私という水彩がありふれた一つの水滴に溶けて、
何処かで息を吸う貴方が見つけられるよう、
空を滴る季節の一部であれたら。
ここにあった貴方のその温度や
香りや声も全部雨に溶けて、
まだ潤んだままの私だけが
この傘の下俯いたままで。
確かな夏に心を曇らせた。
明確な意味がここにあった。
もう、いいよな。頑張らなくても良いよな。
貴方がくれたこの存在価値だけで。
儚く散った貴方の記憶達や、
思い出も全部一つの花束に込めて。
確かな晴れ空の私の下、
雫が渇いて跡になって。
あなたを感じるこの心が
ただの虚しい抜け殻になって、
私、貴方に恋をしていたの。
袖を濡らす、雫を隠す。
雨粒だけが優しさをくれて、
私はまだ孤独なままで。
そこにあった、貴方の笑い声や、
足音も全部、全部露となって消えていった。
ここにあった貴方のその温度や
香りや声も全部雨に溶けて
まだ潤んだままの私だけが
この傘の下俯いたままで。
ただ私だけが俯いたままで。
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14作品目「曲名」です。
切ないバラードを奏でました。
2025年締めくくりの傑作をお楽しみください。
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