ポエトリー×ブレイクビーツです。<br>冬らしい曲になってればいいなぁ、と思います。<br><br>声はVOICEVOX:ナースロボ_タイプTを使わせていただきました。<br><br>イラスト素材はこちらを使わせていただきました。<br><a href="https://krnr.booth.pm/items/4428083" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://krnr.booth.pm/items/4428083</a><br><br>歌詞:<br><br>最近、生まれた町の夢をよく見る 朝起きてがっかりしたりはしないけど 心地よいノスタルジーが悪夢に転じる日が来るのは怖い<br><br>雪を割って流れるたおやかな故郷の水 わたしの心はあの時のままで この街の人の流れは速すぎるのかもしれない いや、きっと少し疲れているだけ<br><br>窓の外には冬の空 航空灯の星座 ビルかぜの唸り 終わりのない往来の走馬灯 中心にはターミナルのあかり<br>わたしは見下ろし 立ち止まり あの流れの中に戻れるように ゆっくりと息を整える<br><br>曇りの日、都会の夜空は明るい 人の営みが雲に銀の裏地を作り出し わたしもその光になじむ ハレの日のように飾られた街にいつもと変わらぬ歩幅で踏み出す<br><br>この街はユートピアじゃないけれど あそこだってイーハトーブじゃないんだよ 自分にそう言い聞かせる<br>唐突に、なんの前触れもなく 思い出すのは故郷の川の冷たさ 最後に触れた日を憶えてもいないのに わたしのしおり糸はきっとあそこに繋がっているんだと、そう思う<br><br>それに触れると甘いものがわたしの胸に広がるから 水仙の花の香りが知らせる冬 梢を破るアオバズクの影 笹の葉が持つ雪 それが落ちる音<br><br>わたしの中を流れる水の 水面に映る はっきりとした星々の回廊 そんなキラキラしたすべてを わたしは手放せないでいる<br><br>しおり糸の先を確かめもしないまま それを頼りにつかみ 顔を出し、息をする<br>曇りの日、都会の夜空は明るい 人の営みが雲に銀の裏地を作り出し わたしもその光になじむ ハレの日のように飾られた街にいつもと変わらぬ歩幅で踏み出す<br><br>この街はユートピアじゃないけれど あそこだってイーハトーブじゃないんだよ 自分にそう言い聞かせる