※ 許されなかったので反省版再投稿。
美味しくなって(?)リニューアル。すーぱーKENZEN動画になりました。
三月に突入した。春はすぐそこである。
「春で思い出した! 今年の冬は温泉連れてってもらえてませんのぜ!」
かのせなさんの目が座る。無理もない。彼女の温泉好きは皆も良く知るところである。
こちらとしても意地悪でスルーしていたわけではないのだ。
「理由がある? よろしい、聞きましょう」
話しました。
昨今締め付けが厳しくなりつつある紳士業界。
年々規模は縮小し、廃業に追いやられる同士も少なくない。
我がラボも他人事ではなく、特にお風呂関連の資料は軒並み廃棄を命じられている。
つまり、温泉演舞を撮っても残せないのだ。
警告が積み重なればここも差し押さえの危険がある。軽率な行動は控えざるを得ないのが現状だ。
「そんな教授に朗報が!」
飛び込んできたのはセカンドかのせなさんこと、れぷさんである。
「先ほどメールフォルダを整理していたらこんなのがありまして」
PCをポチポチ。出てきたそれは過去にも利用した温泉旅館の広告メールで。
どうやら業界の痛手はそのまま撮影場所にも跳ね返っているらしい。
かつてタオル厳禁! ギャラリー歓迎! などとぶいぶい言わせていた紳士温泉も方針転換を
余儀なくされているようだ。
メールには大幅な規制緩和がうたわれていた。
男性のみ、ご家族のお客様も歓迎、女性も水着着用可と一般向けリニューアルが
これでもかと書かれている。
「いかがでしょう、試してみる価値はあると思いますが」
なるほど。リスク高な温泉動画も水着着用なら生き残れるかもしれない。
「衣装はお任せください。大丈夫! れぷさんが選んだ水着だよ!」
「大丈夫…? れぷさんが選んだ水着だよ…?」
前フリでもなんでもなく、やるなよ!? 絶対にやるなよ!?!? と念押しして。
ちょっぴり不安も残りつつ、我々は温泉へと向かった。
春の訪れ、その前に冬の忘れ物を取りに行こう。