藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年3月11日
世界情勢は複雑怪奇?
要約
藤原直哉氏による2026年3月11日の政治分析番組「日本と世界に一言」において、現在の世界情勢について詳細な見解が述べられた。
藤原氏は冒頭で、世界情勢が「複雑怪奇」と言われることに対して反対の立場を表明し、むしろトランプ政権の軍事作戦は非常に整然としていると評価した。藤原氏によると、トランプは「味方は近くに、敵はより近くに」という戦略を採用しており、最も近くにいる者が最大の敵であるとして、イスラエルとネタニヤフ政権を標的にしていると分析した。
中東情勢について、藤原氏はアメリカ軍の撤退が進んでいることを指摘し、これは中東諸国がアメリカから離れてイランと組む動きの一環であると説明した。アラビア半島の人口が少ないことを挙げ、歴史的にイランとエジプトの影響力が強い地域であることを強調した。藤原氏は、アラブ諸国のこの動きを「非常に現実的」と評価し、国の存続のための必然的な選択であると述べた。
金融市場に関して、藤原氏は中東有事にもかかわらず金価格が上昇しなかったことを重要な指標として挙げた。これを「有事の金」という概念の終焉を示すメッセージであり、金融システムの一新に向けた動きの一部であると解釈した。
情報戦略について、藤原氏は現在の軍事作戦では事実確認が意図的に困難にされていると指摘した。従来のインテリジェンス手法では対応できない状況が作り出されており、最終的には「勘」に頼らざるを得ない状況であると分析した。作戦の全貌を把握しているのは10-20人程度の少数であり、その中核は数名のみであると述べた。
メディア操作について、藤原氏はX(旧Twitter)のおすすめ機能がトランプ陣営によって完全に操作されていると主張し、21世紀の情報戦の特徴として、様々な人物を通じてメッセージを発信する手法が用いられていると説明した。
各国の次世代リーダーについて、藤原氏は大きな変化の後に浮上する人材について言及した。ロシアではプーチンを支える穏健な愛国者たち、イランでは最高安全保障会議の長官、中国では海外にいる「まともな中国人」、日本では平成時代に自力で道を切り開いた人々が次の時代の担い手になると予測した。