藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年4月1日
海の時代から陸の時代へ
要約
経済アナリストの藤原直哉氏による「日本と世界に一言」の放送において、「海の時代から陸の時代へ」というテーマで歴史的な転換点について詳細な分析が行われた。
藤原氏は、現在の中東情勢を単なる国家間の戦争ではなく、各国内部の善玉と悪玉の対立として捉え、国際的な戦犯逮捕と処分が実態であると分析した。さらに、これらの出来事が聖書の預言の実現として認識されている可能性があることを指摘した。
歴史的な観点から、藤原氏は海の時代と陸の時代が振り子のように交互に訪れることを説明した。正倉院の御物がシルクロードを通じて日本に到達した例を挙げ、7世紀以降のイスラム教徒による陸の世界の支配と、それに対抗するキリスト教徒による海洋進出の歴史を詳述した。最終的にイギリスが海の覇権を握り、全世界を従えて陸の世界の王者たちを滅ぼしていったと分析した。
海の世界と陸の世界の根本的な違いについて、藤原氏は文字の使い分けを例に説明した。陸の移動では「行く」という字を使い、海や空の移動では「航」(ナビゲーション)を使うことから、海の時代はナビゲーションの時代であり、自分で道を作り決めていく特徴があると述べた。一方、陸の世界は決まったルートでの経済活動が中心となる。
法体系の違いについても詳細に分析し、大陸法とアングロサクソン法の二つの系統を比較した。大陸法は領地を確保した国の中で通用する法律であり、アングロサクソン法は世界中で商売に使う法体系として、大砲で脅しながら金塊で商売をする海賊船の例を挙げて説明した。
明治時代の日本がフランスやドイツの大陸法を採用していたが、戦後にアメリカから独占禁止法と証券取引法という二つの英米法が導入されたことを指摘した。これらの法律が平成時代に入ってから外国勢力による日本乗っ取りの飛び道具として使われるようになったと分析した。
トランプ政権による変化として、デラウェア州からテキサス州への裁判所移転を例に挙げ、11世紀から続く英米法の判例を継承せず、テキサス州民が決めるアメリカのビジネス法への転換を画期的な変化として評価した。これを完全に陸の世界への変化の象徴として位置づけた。
ホルムズ海峡の問題についても言及し、日本の船舶の通行が認められているにも関わらず、日本政府がアメリカに遠慮して積極的な行動を取らないことを批判した。これまでの海の利権がイギリスによって作られたものであり、UAEもイギリスの後ろ盾で作られた国であることを説明した。