2022年夏、ドネツク戦線では激戦が続いていた。 セベロドネツク、リシチャンシクの陥落――ロシア軍は一時的に優勢を築く。 しかし、その裏でウクライナは反撃の準備を進めていた。 ハイマースによる兵站攻撃、南部ヘルソンでの圧力。 そして2022年9月、ハルキウ方面で大規模な奇襲が始まる。 イジューム、クピャンスクの奪還。 崩壊するロシア軍戦線。 リマン包囲、そして解放へ――。 この反攻は、現代戦史に残る電撃的勝利となった。 一方ロシアは部分動員、併合宣言、インフラ攻撃へと戦略を転換。 戦争は新たな段階へと突入していく。 これは、2022年後半の戦局を描く記録である。