「本日紹介するのはこちらの商品!」
「██県██市で製造された3Dプリンターです!」
「なんとこちらのプリンター、念じるだけで製造出来てしまうんです!」
「設計図いらず、材料は███だけ!(※消費量は大きさに比例します)」
「かかる時間はほんの僅か!(※クールタイム有り)」
「気になる価格は、今ならなんと幸福値███!」
「今すぐご連絡ください!」
「……という深夜の通販番組を見た、と証言していますが」
女性が資料を片手に話した。
「またか。これで何人目だ」
隣には、長身で口数の少なそうな男性が立っていた。
「あの、まだ一人目ですが……」
「あー、君はまだ日が浅いんだったな。その番組定期的に報告されてるのだよ」
「へぇーそうなんですか。どのくらいの頻度で?」
「五年、いや十年……?」
「え、主任今いくつなんですか?」
男性は黙って睨んだ。
女性は少し気圧されつつも、
「で、これは放置でいいんでしょうか?」
「んー一応情報を追ってはいるんだが……」
「だが?」
「幸福値というものがよく分からない上、将来の不幸との因果関係も証明しづらいからな」
「まぁ確かに買った瞬間は幸せそうですもんね」
【管理番号五三八】は、深夜の通販番組である。
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【クレジット】 歌唱:知声(VoiSona)
【off vocal / 楽譜 / 歌詞】
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