あまり一般的に知られていないかもしれませんが歌手と役者の発声は違います、なぜなら目的が違うから。歌手は音楽的に表現するため器楽的な表現を目的とした発声するのに対し、役者は舞台も含めてセリフで感情、意思を伝える、だから日常での会話のための発声。
(まともなボイストレーナーであればこの違いの知識は当然でもちろんミュージカルの時の発声も違います)
調声ポイントとして今回は、自動調声ではなく全てリセットをかけあえて全てを棒状、棒読みのようにして、そこから音符一つ一つに必要な編集(調声)を加えました。
1番の違いは語尾。会話で喋る時にビブラートはあるだけ邪魔。器楽的な揺れ、ではなく会話ならため息など息遣い、そして音楽的なダイナミクス(抑揚)ではなく感情としての揺れ。
歌として聴くとある意味、下手に感じるかもしれませんが薬師丸ひろ子さんの持つ、純粋さやどこか突き放した感すらある清廉さ、潔癖さ、そして淡い恋心としての切なさを淡々と語る感じに。
歌い上げる、ではなく つぶやく、ささやく、の表現を今回目指してみました。