今回は、Hamilton、Rosenberg、Akcaogluによる論文“The Substitution Augmentation Modification Redefinition (SAMR) Model: a Critical Review and Suggestions for its Use”をもとに、SAMRモデルの特徴と課題を解説しました。
SAMRモデルは、ICT活用を「代替」「拡大」「変容」「再定義」の四段階で整理する分かりやすいモデルです。一方、Hamiltonらは、SAMRモデルには、教育が行われる文脈が十分に考慮されていないこと、上の段階ほど望ましいと受け取られやすい階層構造、学習過程より技術を用いた成果物に注目しやすいことという三つの課題があると指摘しています。
ICT活用で重要なのは、SAMRの上位段階を目指すことではありません。学習目標、子どもの実態、学校環境を踏まえ、技術が学習過程をどのように支えるのかを考える必要があります。