消防車の開発・製造を手掛けるモリタホールディングスは7日、林野火災用消防車のコンセプトカーを第41回全国消防救助技術大会でお披露目した。 2010年にドイツで開催された消防展示会「INTERSCHUTZ 2010」に向け開発されたこのコンセプトカーは、会場で高い評価を得て、その後、中国、韓国、札幌の消防イベントに参加。東京では今回、初めての披露となった。 通信インフラの少ない林野環境で活躍できるように開発された林野火災用消防車。地上6.5メートルまで上がるカメラ付きの照明、本部に現場映像を伝送するための通信装置など、ハイテク機器を多数搭載している。電動で格納できる工具棚、幅39.5センチの大型ラジアルタイヤを熱から守る放水機能も装備。水の取り込みが難しい環境も考慮し、少ない水で消火できる「泡」を発生させる同社オリジナルの装置も備えている。 そのスタイリッシュなデザインから、2011年度には世界三大デザイン賞のうち2つ、イデア賞とレッドドット・デザイン賞を受賞している。 現時点での国内商品化は未定だが、海外向けには林野火災消防車の量産化プロジェクトが進んでいるという。
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