先日、このコーナーでセブン&アイに対するカナダのクシュタールからの買収提案について解説を行った。
この買収提案に関して先日続報があったので、この件に関して改めてフカボリしてみたいと思う。
◆セブン&アイHD グループ再編計画発表 イトーヨーカ堂などコンビニ以外の事業分離し中間持ち株会社の傘下に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241010/k10014606321000.html上場企業の経営者、特に取締役会が買収提案(TOB)を受けた際、真っ先に考えないといけないこと。
それは「その提案が株主にどのような価値をもたらすか」ということだ。
さらに、先日の報道からの進展としては、新たに7兆円規模の買収提案を受けたことが明らかになっている。
では、今回のクシュタールによる提案を、この視点を持って考えるとどうなるか。
クシュタール側から現行の株価を大きく上回る価格で提示されており、株価を見れば株主にとって非常に魅力的な内容だ。
現在の株価を上回る提示があった場合、現経営陣の反対は難しくなる。例えば、イーロン・マスクがTwitter社をプレミアムを上乗せし、倍の価格で買収した。
このような提案が行われた場合、既存株主にとっては現在の価値よりも高く売却することができる。買収提案に乗ることが、株主の利益を第一に考えることになる。
そのため、TOBを受けることは現経営陣にとって非常に大きなプレッシャーとなるのだ。(続く)
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