「劉備や諸葛亮が再興を目指した"漢"ってどんな国家なんだっけ?」「最終的に"晋"が三国を統一したけど、その後はどうなったの?」そんな素朴な疑問から生まれた本企画。
今回は第3回でお聞きした三国時代の武将の先祖たちの話から始まり、漢という国家の衰退から終わりまで、そして時代の評価についてお聞きしていきます。
※この動画冒頭のあらすじ説明で流れる音声は音読さんを使用しています。
▼ぽ講中国史シリーズ
・第1回「漢の全体像と時代区分」
https://www.nicovideo.jp/watch/so44862409・第2回「漢の統治者と制度の評価」
https://www.nicovideo.jp/watch/so44909053・第3回「王莽と三国時代の武将の先祖たち」
https://www.nicovideo.jp/watch/so44959978and more...
▼その他「ぽ講」シリーズ
精神科医と考える、身近な人の「死」の受け入れ方|ぽ講001
https://www.nicovideo.jp/watch/so44814270▼レジュメはこちら!(第1回〜第4回目分)
①三国志の前の時代である「漢(前漢、新、後漢)」
1.漢は400年3つに大きく分けられる
1)前漢武帝までの延長
2)後漢章帝まで儒教国家の形成
3)漢末まで儒教国家の限界
2.制度・思想
制度は、秦を継承。中央・地方官制、法(九章律)、行政制度。
思想は、秦を継承した黄老(法家+老子の愚民・無為)→ 儒教(武帝の曾孫の宜帝期)
3.この時代に起きた有名な出来事
前漢の武帝や後漢の班超の対外発展が有名。世界史という無理な教科で学ぶから。
重要なことは中国の基本ができあがったこと。
わたしは、それを「古典中国」と呼び近世中国、近代中国、現代中国とマイナーチェンジしたと考え、
津田左右吉は、漢までに中国思想のすべての要素と出揃った、と表現。
4.三国志で活躍した武将たちの先祖・ルーツ
袁安(孟氏易)と楊震(歐陽尚書)、一族から宦官、四知(天・知・汝・我)~隋
曹騰の人脈、种暠一橋玄。南陽の延篤一「吉成侯州輔碑」(桓帝擁立の宦官)の碑陰
外戚・宦官(=濁流豪族)対 清流豪族 の図式の誤り
儒教が外戚や宦官の与政を正統化
5.漢の終わり
農民反乱(起義)が歴史を動かす~中華人民共和国の成立、マルクス主義
党錮の禁を機に名声を存立基盤とする知識人層が成立して、それが三国以降の歴史の主役となる。
P=ブルデューの文化資本論
6.時代の評価
秦以降、最長国家422(宋337、唐289、清268….元97、秦14)
「古典中国」~井田・学校・封建(冊封体制、帝室の維持)を三大柱とする大一統
華夷思想(文化概念としての中華)、天子(支配の正統性)