――どうして世界は呼吸をしているのだろう。いま、こんなにも酷いことが起きているのに。秋離宮襲撃の報は、四季界隈を震撼させていた。冬主従は、それでも春顕現の旅を中止することができない春主従を心配する。狼星と凍蝶、そして雛菊とさくらは、切っても切れぬ繋がりが過去に存在していた。十年前――神話の体現である儀式、【四季降ろし】が冬の里で行われた。新米の四季の代行者が、季節の祖である冬の代行者の元で暮らすというものだが、従者とともに現れた春の代行者・花葉雛菊に冬の代行者・寒椿狼星は一目惚れをしてしまった。「‥‥俺の春だ」二人の縁は、ここから始まる。「寒いなら、暖かくすればいいんじゃないのか? 春の代行者なんだから」「練習以外でそういうことはしちゃいけないって……」代行者同士は距離を近付けていき、「あれは流石に従者として見過ごせないのですが……」「すまない、さくら。年の近い女の子と話すのはほぼ初めてで慣れていないんだ」護衛官たちもまた、関係を深めていく。春と冬がまるで神話の体現のように和やかに過ごすなか、冬の里に闇が訪れる。代行者の始まりの物語は、以下のように続く。――後ろを振り返れば春が居るが、二つの季節だけだった時とは違う。春と冬の蜜月はもう存在しなかった、と。
花葉雛菊:貫井柚佳/姫鷹さくら:青山吉能/葉桜瑠璃:上坂すみれ/葉桜あやめ:馬場蘭子/祝月撫子:澤田 姫/阿左美竜胆:八代 拓/寒椿狼星:坂田将吾/寒月凍蝶:日野 聡
原作:暁 佳奈(電撃文庫/KADOKAWA刊)/原作イラスト:スオウ/監督:山本 健/アニメーションアドバイザー:古橋一浩/シリーズ構成:久尾 歩/キャラクターデザイン:鳥井なみこ/ビジュアル開発・イメージボード:米谷聡美・久保雄太郎/美術監督:竹田悠介(Bamboo)/色彩設計:中村絢郁(WIT STUDIO)/色彩設計補佐:生田さら(WIT STUDIO)/撮影監督:野澤圭輔(グラフィニカ札幌スタジオ)/編集:柳 圭介、ACE/音響制作:東北新社/音響監督:木村絵理子(東北新社)/音楽:牛尾憲輔/アニメーションプロデューサー:大谷 丞/アニメーション制作:WIT STUDIO
©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社
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