――儚げで、弱々しくて、誰かに導いてもらわなくてはいけない、そんな娘はいま居なかった。春の代行者・花葉雛菊は、無辜の人々を守るため、迫りくる観鈴と対峙することを決意する。相対する「華歳」は、ビルの内部に数々の爆弾を仕掛けており、時間に猶予はない。「それ持って、雛菊とさくらで、上、行こう?」主の身を案じ、すぐに決断することができないさくらに、雛菊は語りかける。「……ごめん、ね、さくら。雛菊、今日しか、これ、言いません」「賊から、民を、逃がすこと。至上命令、とします。春の代行者としての、“君命”です」普段の可憐な雛菊とは違う、神々しく毅然とした態度はまさに現人神。「少しでも、多くの、命を、守る。その、お手伝いを、して下さい」民を救わんとする姿に、さくらのみならず、その場にいた全員が心を揺さぶられた。そして、冬の代行者・寒椿狼星とその護衛官・寒月凍蝶も、二人のもとへ向かう。代行者の始まりの物語は、ここで転機を迎える。――春と夏と秋と冬は、人間の一部にその力をお与えになり、冬は永遠に春を愛す時間を得た。かくして世に四季の代行者が生まれたのである。
花葉雛菊:貫井柚佳/姫鷹さくら:青山吉能/葉桜瑠璃:上坂すみれ/葉桜あやめ:馬場蘭子/祝月撫子:澤田 姫/阿左美竜胆:八代 拓/寒椿狼星:坂田将吾/寒月凍蝶:日野 聡
原作:暁 佳奈(電撃文庫/KADOKAWA刊)/原作イラスト:スオウ/監督:山本 健/アニメーションアドバイザー:古橋一浩/シリーズ構成:久尾 歩/キャラクターデザイン:鳥井なみこ/ビジュアル開発・イメージボード:米谷聡美・久保雄太郎/美術監督:竹田悠介(Bamboo)/色彩設計:中村絢郁(WIT STUDIO)/色彩設計補佐:生田さら(WIT STUDIO)/撮影監督:野澤圭輔(グラフィニカ札幌スタジオ)/編集:柳 圭介、ACE/音響制作:東北新社/音響監督:木村絵理子(東北新社)/音楽:牛尾憲輔/アニメーションプロデューサー:大谷 丞/アニメーション制作:WIT STUDIO
©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社
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