「お兄ちゃんは、「折角大陸の反対側のスミソニアンから借りて来たんだから。」と言って、一通り試そうとしてるの。DM/DEトラップの仕事より、裕子に拷問器を試す方にエネルギーを燃やしているみたい。何処に大きなヒントが隠されているか分からないぞ、って言うのよ。中世の魔女審判もひょっとしたらDM/DE検知が目的だったじゃないか、なんてことまで言うのよ。お兄ちゃんは妄想に取りつかれると人格が変っちゃうみたい。でもこの回転円盤に裕子を固定して垂直に回すと、確かに感度が急激に高まったみたい。裕子の体に埋め込まれてるダークメタルまで目に見えてきた感じなのよ。お兄ちゃん、ひょっとして天才?
「そして、この垂直拷問器で脚を少しずつ開いて行くと、ダークメタルと思しき映像がより鮮明になったわ。そして、そのダークメタルが多分DMの素粒子を吸ったり吐き出したりして呼吸している様子が見えて来たわ。そして祖sの素粒子の回りをボーっとした影が見えたわ。これって凄いことなんじゃないの。光子に全く感応しないDM/DEは人間には全く見えなかったのに、裕子と言う媒体を通過したら実像が現れて来たってことなのね。これって本当に凄いことよ。お兄ちゃんはもう目が血走って、正気の顔じゃあなくなってるわ。ここでちょっと裕子が救いの手を入れてやらないとお兄ちゃんは完全に切れちゃうわ。ちょっとブレイクが必要よね。」
「張り詰めたお兄ちゃんの神経を回復させるために、裕子は、「ちょっと休憩してお兄ちゃんもこの垂直回転円盤に乗ってみたら。」、って言ったの。そして、「お兄ちゃんも特殊生命体のはしりなんだから、DM/DEの感受性があるかもしれないよ。」って言ったわ。そうしたらお兄ちゃんは、「考えてみたら裕子の飛び抜けた成果ばかりに目が行って、肝心なキャリブレーションをしっかりやってなかったな。」、ということで、素直に自分から拷問器に乗ったわ。するとどうでしょう。結構DM/DEがトラップされたの。やっぱりお兄ちゃんも新人類の端くれだったのね。驚き桃ノ木山椒の木!!!、ってことはもう裕子ばかりがあられもない格好をする必要が無いんだ。いいこと見つけちゃった。でも、ってことは脚は短めでもアンテナとして機能してるってことよね。裕子ちょっとがっかりしちゃった。だって裕子の長い脚が多次元宇宙を解明したと言うことでは無いので、残念!って訳。お兄ちゃんはもう1本短いアンテナが立っているのが良いのかな。でもお兄ちゃんは裕子の画像の鮮明さは最高だよって慰めてくれたわ。」